【模型・HO】EF65 501を作る(2)
すっかり放置していましたが、その間おもに投稿していたX(Twitter)の仕様変更などもあったため、こちらにも記録を残そうと思います。
ひとまずPトップ記事の続き、上回りから。
(2023.11.08 過去に書いた下書きを発見したので、本文の一部を差し替えました)
まずパーティングラインの除去。
ヘッドライト周りの台形状のものから、オデコ、側扉付近と400→600のペーパーで念入りに消しておきます。
続いて、テールライトを外ハメ式に交換。
元のテールライト穴をドリルでさらい、徐々に拡大して指定径まで広げていきます。
拡大できたら残ったモールドを除去しペーパー掛け。
斜め上にあるルーバーを削らないよう、マスキングテープで養生してから行いました。
新たなテールライトはBONA製パーツを使用。
車体と平行に付かないよう、向きを意識して固定します。
手すり類は本来なら真鍮線で自作するところですが、今回は依頼主さんがKATO製に合わせた個人製作品をネットで仕入れてくれたため、有りがたく使用。
ただし、前面の誘導員用手すりは製品と異なり短いタイプのため、これだけは作ります。
元の穴のうち、上部のものはテールライト周り修正中に出た削り粉と瞬着で埋め、写真を参考に開け直しておきます。
前面がまとまったので、屋根上へ移ります。
高圧引通や空気配管などを資料を参考にパイピング。
Φ0.3や0.4真鍮線をメインに、途中から径が変わる部分にエコーの精密パイプ、避雷器への立ち上がり部分にKSのアングル材などを使ってまとめました。
その他、屋根板やモニターの吊り輪もパーツで置き換えています。
パンタグラフはIMON製に交換してもいいのですが、製品に少し手を加えるだけで見映えがよくなります。
以前、有名モデラーさんに教わった方法です。
まず、パンタグラフ下枠をカットします。
2本あるうち、黄色矢印のある上側のみで、なるべくヒジ寄りにします。
カットした枠を全体的に下側へ曲げ、カット部分をピタリと接触させます。
弓なりでなく、直線的に整えるのがポイントです。
接触したら少量のハンダでとめます。
これを各隅4ヶ所に行い、はみ出たハンダを処理したら、メタルプライマー →SJ1で塗装。
見た目がグッと良くなりました。
上昇高さを低くしたい場合は塗装前に根元部4ヶ所へt0.5程度のプラ片を接着しておくと、低めの位置で固定できるようになります。
塗装は定石どおり、ガイアマルチプライマー→グレーサフ→クリームと塗っていきましたが、下地に負けてしまいクリームがくすんでしまったので、ガイアのEXホワイトを挟んで再塗装。
マスキングして、ガイアの青15号を吹付。
最後に屋根を塗り分け、ランボードはGMねずみ1号で塗装、細部の色差しとタッチアップして塗り上がりです。
飾り帯はハセガワのミラーフィニッシュシートを細切りにして貼ります。
鏡面仕上げのため、そのままだと不自然ですが、後程クリアーを吹付ると艶が落ちて良い感じになります。
ナンバーはトレジャータウンの機関車ナンバーインレタ、細かい検査表記などはBONA FIDEやくろま屋のストック品からチョイス。
エンド表記はレボリューションファクトリー製。
全て貼り終わったら、クレオスのスーパークリア半光沢を少しづつ塗装し組み立てます。
年単位で掛かってしまいましたが、完成です。
この後、依頼主である友人の元へ旅立ちました。