あまがせのヒトコト

同人サークル「かんぽそーれ!」代表のつぶやき。

【模型・HO】SERを組む(1)

友人からの依頼品、モデルシェブロン製、14系「スーパーエクスプレスレインボー」を組んでいきます。

3Dパーツぎっしり。

 

聞き慣れないメーカーですが、ペーパーキットでお馴染み、模型工房パーミルの社員さんが立ち上げた個人ブランドという位置付けです。

なので構造についてはパーミル製キットと何ら変わりはありません。

構成は中間車についてはペーパー、展望車についてはペーパー+3Dレジン製の前頭部を組み合わせるもの。

ひとまずペーパーに下処理して中間車から組んでみます。

車体部のみ表をクレオスの1500番グレー、裏(車内側)を1000番ホワイト、アングルは表裏1000番ホワイトのサーフェイサーで塗装。

普段は表裏グレー塗りですが、後の車内塗装を簡略化できないか試してみました。

乾いたら1両ずつカットし、裾を曲げます。

曲げ線に3mm程度の丸棒を当て、金属定規を添えながらジワジワ曲げます。

丸棒を少しずつ移動させながら曲げると、自然な折れ具合になります。

続いて外張りと内張りの貼り合わせ。

説明書では内張りはドア部の繋ぎを残したまま貼り、乾燥後に切るとありますが、流れたボンドが手摺に付いてしまい、一部千切れてしまったので、この車以降は貼る前に分割してしまいました。

分割しても車体裾とドア下の出っ張り、トイレ窓と位置合わせする部位が多いので問題ありません。

なお、ペーパーのカットにはクロス用カッターを使っています。

元々は壁紙などを切るもので、通常の刃より薄く切れ味がいいので、切り残しが出にくく便利です。

貼り合わせたら、内張りの角穴に接着剤を流し込んで接合します。

 

流動性のある瞬間接着剤が好適ですが、私はロックタイト401と420を使用。

瞬着よりも流動性の高い420番は、屋根や車体に流し込んだり染み込ませて使いますが、流動性が高すぎて(ほぼ水に近いサラサラ感)予想外の場所にも流れてしまうので、角穴の流し込みは若干流動性の低い401番と使い分けています。

 

一晩おいて完全固着後、ドアの取付。

切り出した3Dレジン製ドアパーツを向きに注意して接着。

位置決めのリブ等が無いので、少量のゴム系で仮固定し、ゼリー状の瞬着を流すと慌てず済みます。

ここまできたら、屋根を曲げます。

折り曲げ線と妻板の曲面を参考に3mmと10mm丸棒に金属定規、手曲げを駆使して整えていきます。

ドアパーツがあると定規や丸棒に干渉し、やや曲げ難さがありますが、ドア上と屋根端までの幅が狭くパーツを後付けにするとココが歪む可能性があるので、ドアは取付た方がよさそうです。

と、ここまで来て気づきました。

めっちゃ透ける。

裏打ち塗装を忘れてました。

これは後で対処するとして、他の車体系3Dパーツに透け防止塗装しなければ…

 

【模型・HO】EF65 501を作る(2)

すっかり放置していましたが、その間おもに投稿していたX(Twitter)の仕様変更などもあったため、こちらにも記録を残そうと思います。

ひとまずPトップ記事の続き、上回りから。

(2023.11.08  過去に書いた下書きを発見したので、本文の一部を差し替えました)

まずパーティングラインの除去。

ヘッドライト周りの台形状のものから、オデコ、側扉付近と400→600のペーパーで念入りに消しておきます。

続いて、テールライトを外ハメ式に交換。

元のテールライト穴をドリルでさらい、徐々に拡大して指定径まで広げていきます。

拡大できたら残ったモールドを除去しペーパー掛け。

斜め上にあるルーバーを削らないよう、マスキングテープで養生してから行いました。

新たなテールライトはBONA製パーツを使用。

車体と平行に付かないよう、向きを意識して固定します。

 

手すり類は本来なら真鍮線で自作するところですが、今回は依頼主さんがKATO製に合わせた個人製作品をネットで仕入れてくれたため、有りがたく使用。

ただし、前面の誘導員用手すりは製品と異なり短いタイプのため、これだけは作ります。

元の穴のうち、上部のものはテールライト周り修正中に出た削り粉と瞬着で埋め、写真を参考に開け直しておきます。

 

前面がまとまったので、屋根上へ移ります。

高圧引通や空気配管などを資料を参考にパイピング。

Φ0.3や0.4真鍮線をメインに、途中から径が変わる部分にエコーの精密パイプ、避雷器への立ち上がり部分にKSのアングル材などを使ってまとめました。

その他、屋根板やモニターの吊り輪もパーツで置き換えています。

 

パンタグラフはIMON製に交換してもいいのですが、製品に少し手を加えるだけで見映えがよくなります。

以前、有名モデラーさんに教わった方法です。

 

まず、パンタグラフ下枠をカットします。

2本あるうち、黄色矢印のある上側のみで、なるべくヒジ寄りにします。

カットした枠を全体的に下側へ曲げ、カット部分をピタリと接触させます。

弓なりでなく、直線的に整えるのがポイントです。

接触したら少量のハンダでとめます。

これを各隅4ヶ所に行い、はみ出たハンダを処理したら、メタルプライマー →SJ1で塗装。

見た目がグッと良くなりました。

上昇高さを低くしたい場合は塗装前に根元部4ヶ所へt0.5程度のプラ片を接着しておくと、低めの位置で固定できるようになります。

 

塗装は定石どおり、ガイアマルチプライマー→グレーサフ→クリームと塗っていきましたが、下地に負けてしまいクリームがくすんでしまったので、ガイアのEXホワイトを挟んで再塗装。

マスキングして、ガイアの青15号を吹付。

最後に屋根を塗り分け、ランボードはGMねずみ1号で塗装、細部の色差しとタッチアップして塗り上がりです。

 

飾り帯はハセガワのミラーフィニッシュシートを細切りにして貼ります。

鏡面仕上げのため、そのままだと不自然ですが、後程クリアーを吹付ると艶が落ちて良い感じになります。

 

ナンバーはトレジャータウンの機関車ナンバーインレタ、細かい検査表記などはBONA FIDEやくろま屋のストック品からチョイス。

エンド表記はレボリューションファクトリー製。

全て貼り終わったら、クレオスのスーパークリア半光沢を少しづつ塗装し組み立てます。

 

年単位で掛かってしまいましたが、完成です。

この後、依頼主である友人の元へ旅立ちました。

 

【模型・HO】EF65 501を作る(1)

昨年8月末、友人よりKATOのEF65を501号機に加工して欲しいと依頼を受けました。 f:id:amagase72:20210430172737j:plain
今までも加工の依頼を受けたことは有りましたが、パーツ取付程度でこういった本格的加工は初めてのこと。 仕様についてよく相談のうえ、工作を始めました。

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まずは足回りから。
スカートは機関士側のステップの切り欠きを埋めるのみ。
ジャンパ栓やエアホースの位置、本数は変わらないので簡単です。
終わったらクレオスのSJ1で塗装しておきます。
なお、ホース類はエコー製を使用。
別途塗装後に組み合わせます。

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続いて台車回り。
分解しマジックリンで洗浄後、発電機用ケーブルを追加。
速度検出用はエンドウ製、空転検知用は資料を参考にモールド部分に穴を開け、Φ0.4真鍮線でそれらしく配線し塗装。
ステップ、スノープロウと一緒にタミヤのPPプライマー、クレオス1500黒サフの順で塗装ののち、速度検出ケーブルのみ銀色で塗っておきます。

輪軸は脱脂後、クレオスメタルプライマー改の上に黒サフで塗装。
ここまで来たら、下回りを組立。
乗降ステップに白を差したら完成です。
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【同人】今後の活動について

Yahoo!ブログから移行以来、初めての記事です。
最近、情報の配信はTwitterがメインになっており、こちらで当サークルの情報を仕入れている方が果たして居るのか怪しいところですが、念のため。

今後の活動についてです。
コロナ禍で開催は不透明ながら、C99には申込しています。
2021年4月末現在、感染収束の見込がたたず、5月開催については延期、開催未定となっていますが、申込キャンセルはせず、次回開催へ繰越としています。

開催となった際、新刊は国鉄看板写真集の第2弾です。
国鉄と謳いましたが、民鉄の古い看板も収録予定。
そのあとはどうするか考えていません。
正直、ネタが尽きてきたので中央線209系など撮りためておきたい、と思っていました。

しかし、昨今、エスカレートし続ける一部撮影者による犯罪行為の数々を目の当たりにし、沿線へ撮りに行く気が完全に失せてしまっています。
モチベーションか戻るかも怪しいくらいの脱力感に自分でも驚いています。

ただ、同人活動については楽しくなってきたところでもあり、毎回お立ち寄り頂いている方もいらっしゃることから、どうにか続けたいと考えています。
写真集1本で活動していくつもりでしたが、今後は他ジャンルで活動もしくは兼業するかもしれません。

まずは一刻も早く、安心して即売会が開催できる環境に戻ることを願いつつ、今後の情報をお待ちください。

【同人】C96受かりました

久々の更新です。
Yahoo!ブログが終了とのことで、今後Twitter1本にしようかとも考えてます。

さて、C96ですが当選しました。
4日目、西え04aです。
新刊の入稿も完了しています。

C96おしながきです。

〇新刊 "四季の彩りをまとい"

3月で中央線から撤退したE257系0代の写真集。既刊と同じく風景メインです。波動転用後の姿や豊田常駐の500代もちょっとだけ出ます。

続いて既刊。

⚫既刊3種

"ヤマを走りつづけて"(在庫僅少)
115系豊田車の写真集。富士急線内と分割併合シーンがメインです。

"Pendulum"(在庫過多…)
E351系写真集です。過去のスナップに2年間の追っかけ分を纏めました。

"Sign board"(増刷手配済)
C94新刊、国鉄看板写真集です。都内近郊に残る国鉄案内看板を纏めました 。

以上持込予定です。
よろしくお願いします。

【同人】C96について

お久しぶりです。
Twitterメインになりつつあり、すっかり放置してしまっていますがこちらでもお知らせを。

次回夏コミC96、申込完了しました。
受かったら新刊はE257系0代の写真集を発行予定です。

結果が出ましたら改めてお知らせします。

【同人】C94終わりました

遅くなってしまいましたが、C94で当スペースへお立ち寄り頂きありがとうございました。

正直、今回の新刊前々からやりたくて作ったはいいものの、余りにもコア過ぎて売れないんじゃないかと心配していました。

が、そんな考えを打ち消すかのように多くの皆様にお買い上げ頂き、間もなく完売という状態でした。

国鉄看板に興味を持っているor持った方がこんなにいらした事を嬉しく思うと同時に感謝でいっぱいです。
ありがとうございます!

次回は例によって夏コミC96の予定です。
今更ながら"天ヶ瀬ゆふ"の名前でTwitterも始めましたので合わせてチェックしていただけたら幸いです。

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